どんよりとした天気が続き、気分もすっきりせず、心身に重さやだるさを感じやすい梅雨。
初夏の爽やかな時期に比べて、頭痛や肩こり、冷え、火照りなど、さまざまな不調を感じます。

肌寒い日もあれば、蒸し暑くなったり、気温の変化に加え湿度の影響もあり、梅雨は私たちがもつ3つのドーシャ（生命エネルギー）のどれもが乱れやすく、どんな体質の方も体調が崩れやすい季節だといわれます。

約一ヶ月ほど続く梅雨。期間が短い年であれば、ドーシャが乱れても悪化に至る前に夏になるとはいえ、できることならグレーな空の下でも快適にはつらつと過ごしたいもの。

この時期、体質や春の過ごし方などにより、春のカファの影響をひきづりやすく、重だるさや冷え、浮腫に現れることもあります。

アーユルヴェーダでは、12月中旬から6月中旬にかけて太陽の影響が最も強まり、「アーダーナ」というエネルギーを奪い取る＝体力が低下していく時期とされています。

体力が低下するということ、それは消化力が低下することも意味していますから、食べ方や過ごし方にも工夫が必要です。

消化力をケアすることは、循環や代謝、発汗とも関係があり、私たちの体を巡る脈管（スロータス）の閉塞を防くためにも重要なことです。

梅雨になると体が火照り汗が出にくいという方は特に、消化力の低下によって未消化物（アーマ）がスロータスを閉塞させ、熱が体内に籠もっている可能性もあります。

健やかな消化力を取り戻し、アーマを少なくさせていく心がけがこの季節の健やかさのカギになるでしょう。

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参考コラム：

‍あなたの未消化物「アーマ」を溜めない方法

春の前にはじめる 8 つのクレンズガイド

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Photo: Ron Dauphin on Unsplash