「身体に何か良いことがしたい」と考える時、あなたが一番最初に思いつくことはなんでしょうか？
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例えば、栄養素を重視して良いと言われる食材やサプリを試してみたり。

私たちは今の状態に何かをプラスすることを考えがちです。

アレもコレもと溢れる情報を見渡して、自分にとって一体何が本当に必要なのかと分からなくなることもあるかもしれません。

そんな時には、取り入れることよりも、不要なものは何かを考えてみましょう。

さまざまな不要なものが考えられますが、ここではまず、

私たちの生命を維持する上で栄養の摂取と同様に大切な「排泄」について考えてみます。

‍みなさんの排泄機能、正常に働いていますか？

排泄には5つの感覚器官からの老廃物と、大きくは尿や便に加え、汗があることを忘れずに。

アーユルヴェーダで最も重要とされる、尿・便・汗の排泄。

一日の理想的な排泄について、排尿 6 回、排便 1 ー 2 回　と説明があり、軽い発汗をすることも大切だといわれています。

あくまで理想的な回数ですが、特に排便回数には驚いたかたも多いかもしれません。

毎日排便があることを全身の健康の基本とみているアーユルヴェーダでは、週に何度かの排便で特に問題を感じていないということであったとしても、決して軽視しないのです。

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食物を摂取し、からだが吸収しなかった老廃物や腸の古い粘膜などを体に留める事なく、1日に1回は排泄させることで、胃腸機能や生理機能を正常に働かせ、長期的にも心身ともに健康をまもることにつながるといいます。

「老廃物として排泄されるもの＝悪いもの」ということではなく、食べたものがきちんと消化され、体の構成要素となり、残りかすとしてスムーズに排出さたものは良い健康状態を作り出すための重要なものだからこそ、回数以外にも「排泄したものの質」を観察してみて。

色、状態や形状、匂いなど、体質による違いがあるものの、観察する習慣によって体調や体内の毒素の蓄積状態などもわかるようになるのです。

例えば尿の色が濃い、泡立つ、便の色が濃い、ベタベタと便器に付きやすい、ガスが多い、匂いがきつい、ベタつく汗をかくなど、排泄物から「デトックスのタイミング」やドーシャのアンバランスというサインが出ていることに気がついたら、生活習慣の見直しを。

間食を控え、規則正しい時間に腹八分目の食事を心がけるなど、消化器官の負担を減らし、スムーズな排出を促すように食事を数日間キチャリに変えてみるのもおすすめです。
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おなら、尿意、便意などの自然な衝動を我慢しないように心がけることも大切です。

動きの要素を司る、ヴァータドーシャとも関係の深い排泄機能は、さまざまな排泄の衝動を抑えることで乱れを生じ、心身の健康的な流れのリズムを狂わせ、スムーズな排出を疎外し、やがてさまざまな全身的な不調をつくりだします。

汗での排泄は、雨の日が増えてくると特に怠りがちです。

入浴での発汗に加えて、「一日一汗」を目標に、軽く汗ばむ楽しい運動を見つけて、ヘルシーな3つの排泄を目指したいですね。

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Photo by Tracey Hocking on Unsplash