体内のオージャスの「座」は心臓であり、主に水と土の要素で構成されているといわれます。

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夏は冬と並び、心臓に負担のかかる季節。

体力が低下する夏、アーユルヴェーダでは激しい運動を勧めていないのも興味深いですね。

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セルフケアとしてのエクササイズには、心身をリラックスさせ、クーリングに導くようなゆったりとしたヨガアサナ（体位法）がおすすめです。

心臓（胸）を開くポーズや休息のポーズが、オージャスを強化し増加させる助けになるでしょう。

ポイントは、ポーズを長く保ち、重力を使って体をゆっくりと開いてゆくこと。

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就寝前の5分〜10分、ベッドや床の上で、クッションや枕を胸が高くなるように肩甲骨の下あたりに置き、その上に仰向けになります。

両腕を広げて目を閉じ、深呼吸しながら、重力を使って胸の上部や胸の中央をじんわりゆっくりと緩ませ、開いていきます。

呼吸が深まるたびに、しだいに全身に広がる開放感と清涼感、心には静けさを感じられることでしょう。

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心がざわつく時、デスクワークで根詰めてしまった時、鬱々としてしまう時など呼吸は浅く、胸の前側が硬く閉じてしまいがちです。

特にそんな一日の終わりには、このハートを開くアサナで胸を開いて、胸元を柔軟に深呼吸してください。

そしてゆっくりと眠れますように。

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心身に休息を与えることは、栄養補給や日々のセルフケアに加えて、とても大切なオージャスを高める習慣です。
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Photo: Zoltan Tasi